税務・経営ニュース
COLUMN

事業承継

想いを繋ぐ事業承継ノート

 先日ある会社の株主総会に参加させて頂きました。

 同族会社の為家族だけでの株主総会で、間もなくの経営のバトンタッチの話も出ました。
そのお客様は料理店を営まれていて、親と子という関係以上に大将と弟子の関係が濃く、
経営に関してのコミュニケーションギャップは大きいように見受けられました。

例えば今後の会社の事業承継をどう考えているかを問題提起してみると、現状、

 社長は 「交代を後継者は分かっているだろう。」

 後継者は 「具体的な話が無いのでまだだろう。」

という宙ぶらりんな状態でした。それもあってか、後継者から

「今回会社として初めての事業承継(創業→二代目)なので、
 しっかり承継事項を文章で書き留めて欲しいです。」

と発言がありました。
私は確かに現状では具体的にどうしていくのか、何を理念として引き継ぐのかを文章に起こしていく、
その過程として社内でしっかり話し合うことが必要
だと思いました。

 企業存続率は設立10年で約70%、設立20年後は約50%(帝国データバンク再編加工データより)となっています。
その事を考えますと過半数が事業承継をすることなく淘汰される計算となり、
事業承継の流れを知らない方が多くて当然だと思います。
事業承継が出来る、事業承継の事を考えられるという事はある意味幸せな事かもしれません。

 当社では平成31年1月~5月まで、“~ 専門家と一緒に作成する経営のバトンタッチ ~ 承継計画策定塾”を開催致します。
普段なかなか事業承継の話しが出来ていない方、しっかりと成果物として計画書を策定して
事業承継を進めていきたい方など、事業承継に少しでも不安のある方のご参加を是非お待ちしております。
一緒に事業承継ノートを作りましょう。

承継塾①
承継塾②

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