法人の決算月は任意で決めることが可能です。
では、1年間のうち何月決算法人が多いかと申しますと。
やはり3月決算法人が最多で、その次は9月決算法人となっています。
しかし1年間を通して全ての月で、決算月を設定している法人が存在します。
決算月を決めるには、その会社の業務の繁忙期を避けて設定するのが一般的です。
繁忙期には売上高やそれに伴う利益も大きいことから、当初の予想を大きく外す可能性も大きいという事です。
そしてそれに伴う納税額も、予想より大きく変動することとなり、決算対策が立てにくくなります。
また、その前後の資金繰りも繁忙期の変動が大きいほど厳しくなりがちですし、たな卸しなどの決算業務に手が回らない事もありますので、出来れば閑散期に決算月を設定するのが望ましいと言えるでしょう。
一度設定した決算月については後で変更することが可能ですのでその際は、ご相談ください。
事業の多角化や業態の変化に伴い、最適な決算が組める月を見つける事も大切です。
担当:前川