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COLUMN

医療経営

医院の数値目標を活かす3つのポイント③ 「期間」

2013年となり5ヶ月が過ぎました。年初めに描いた医院の目標値への達成度はいかがでしょうか。
4月の給与改定や7月の賞与決定と院長業務ではない、経営者業務も順調に進められているでしょうか。

少し時間が空きましたが、前回は数値目標を活かす3つのポイントの2つ目「方法」を説明いたしました。

今回は数値目標を活かす3つのポイントの3つ目「期間を」詳しく説明させて頂きます。

期間は、どのような段取りで目標達成するのか、いつまでの期限を決めているのか、定期的な進捗具合の確認時期を決めているか等です。
① 年度単位で医院の経営目標を立てる
一年後の青写真を描き、具体的な状況をイメージします。

以下の経営改善プログラムを参考にして下さい。

まず、一年後のイメージを記入します。
次に一年後の青写真を現実にするための方針をヒト(スタッフ)モノ(設備・機械)カネ(数値、キャッシュ)に分けて記入します。
その後、四半期ごとの実施内容をヒト(スタッフ)モノ(設備・機械)カネ(数値、キャッシュ)に分けて記入します。
その後は四半期ごとに振り返りをして、進捗状況を確認します。一年後の状況に向けて、出来ていないことは次の四半期までに行動します。四半期チェックのタイミングは3度ありますので、その都度確認して行動できれば一年後の青写真が現実のものになります。
経営目標

②人事評価を活用して半期目標を立てる
7月と12月の賞与査定の期間を基準に、各スタッフに半期の行動目標を考えさせます。
お勧めはスタッフの自己希望を2つ、院長の要望を1つの計3つです。以下の目標達成シートを参考にして下さい。
まずテーマと目標項目を記入します。次に目標値、達成水準を記入します。スタッフ本人が記入しますが、院長にもわかるような水準になっているかを確認してください。そして半年の賞与査定の際、本人が振り返りをします。目標に対しての達成度もイメージで記入し、コメントも記入します。次にチーフや院長からの評価とアドバイスを記入します。結果は本人へ手渡して面談することで、賞与額の納得と次の目標を話し合うことができます。

図4

院長の立てた一年の経営目標とスタッフの立てる行動目標が達成できれば、医院の業績はもちろん、医院のサービスレベルも目標に近づいているでしょう。

経営目標を絵に描いた餅にせず、しっかりとした成果を上げるには、院長の方針とスタッフの努力が必要です。毎年この2つの目標設定をして、四半期と半期で振り返ってください。成果が出るようになります。医院の仕事をマンネリ化させず、活気ある医院を継続するには、目標設定を毎年と半年に一度行ってください。

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