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医院の数値目標を活かす3つのポイント②「方法」

前回は、数値目標を活かす3つのポイントの概要を説明いたしました。

今回は、3つのポイントの2つ目「方法」を詳しく説明させて頂きます。


1. ミーティングを活用する。

月1回のミーティングでは、必ず目標値と実績値を発表します。目標達成したなら達成した要因を分析します。

例えば、新患数が多かった、リコール数が多かった、診療日数が多かった、保険点数の高い曜日が多かった、1回当たりの保険点数が多かった一日当たりの保険点数が多かったなどです。

一方、目標達成できなかった場合でも達成できなかった要因を分析します。

例えば、新患数が少なかった、リコール数が少なかった、診療日数が少なかった、保険点数の低い曜日が多かった、1回当たりの保険点数が少なかった、一日当たりの保険点数が少なかったなどです。

大切なことは、目標値と実績の差を分析すること、そしてその分析を翌月に活かすことです。

分析しなければ目標を立てる目的が必要ないことになり、分析しただけでは次に繋がる行動にいたりません。

毎月の目標と実績の差を分析し、翌月に繋がる行動計画を立てることを繰り返すことが数値目標を達成する原動力となります。継続することが大切です。

2. 朝礼、昼礼、終礼を利用する。

月例ミーティングでは、前月の振り返りと対策を立てることで翌月の行動に繋がります。

しかし1ヶ月という長い時間がありますので、日々の振り返りと対策を翌日の行動につなげることも必要です。

そこで有効に使っていただきたいことが、朝礼、昼礼、終礼です。

医院によってシフトの都合があると思いますので、この3つはどのタイミングでも良いでしょう。朝礼などでは、前日あった課題をスタッフに周知します。そしてその課題に対しての対策を発表し、当日から発表した対策を実施します。

そうすることにより、課題解決のスピードを上げることができます。
月の前半など早い段階で目標達成への舵取りを修正することができれば、必然的に目標達成率が上がるようになります。
ぜひ、朝礼・昼礼・終礼をご活用下さい。

【朝礼の活用例】
(1)昨日の報告、ヒヤリハット事例を報告する。
(2)昨日のグッドニュース&メッセージを報告する。
(3)3分間スピーチで士気を高揚。
(4)今日の目標を発表する。
(5)今日のアポイント申し送りをする。

次回の医院の数値目標を活かす3つのポイント3「期間」で詳しく説明いたします。

担当:竹田 元治

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