私の税務のお客様で昨年春頃から収益物件(マンション)の購入を熱望されていた方がいらっしゃいました。不動産活用を提案する関連会社に頼んで、お客様が興味を持ちそうな物件があれば、
資料を提供し、
収支や収益のシミュレーションを行い、
今後予想される修繕計画や融資金額の見積もり、
事業規模拡大に伴う資金繰り、
納税計画等々
お客様と「あーだ、こーだ」と検討を続けました。
お客様が気に入って、「よし!購入だ!」と話を進めると、別の人が現れて契約できなかったり、逆に売主側が決断できなかったりと、多くの物件を見学しても、最終契約までいかない日が続きました。
今年の年明けには、「首を長くして待っていたら、キリンよりも首が長くなった」という冗談も・・・。
そして3月、新たな物件が・・・!
ご案内するとお客様も気に入られ、売主も非常にいい方で話もスムーズに進み、ついにこの4月に契約にまで至りました。
お客様も「いろいろあったけれども待った甲斐があった」と喜んでおられました。契約・決済に関しても、不動産担当者から「あんなにスムーズな契約は久しぶりや」という言葉も飛び出し、買主・売主共に満足のいく良いご縁であったのだと感じました。
お客様の多様なニーズには、私だけでは対応できない部分もありますが、社内外問わず周りの多くの方に協力していただくことで可能になりました。今後もお客様のことを一番に考えて仕事をしていこうと感じる一件でした。
平成22年06月28日 企業会計部門 木下将浩