私たちがお手伝いさせていただくお客様は「会社」や「個人事業者」さんだけではありません。お客様の中には、社団法人や財団法人、社会福祉法人、NPO法人など、利益をあげることを目的としない組織の方々もいらっしゃいます。これらのお客様は株主に利益を分配することを目的としないため、基本的に、入ってきた補助金・寄附金・会費・利用料などの収入を、いかにその法人が行う公益目的のための事業に有効に支出するかが問題となります。
となると、やはり事前の計画=予算の策定が重要になってきます。
これらの法人の多くは4月~3月を事業年度と定めているため、ちょうど今の時期はどの法人も平成22年4月からの予算の策定にあたっておられます。もちろん私たちも、法人の事務局などと相談しながら予算策定のお手伝いをさせていただいています。
しかし、今年は何かが違う気がします。不景気のせい? 行政改革のせい?
法人により収入源は様々ですが、会費、利用料や寄付金収入が減ったり、補助金が減額されたり、それに加えて、社団法人・財団法人の場合には、新公益法人制度への移行手続も重なったりと、利益追求が目的でない公益法人の事務局員さん達もご苦労が絶えない今日この頃です。
お疲れさまです。<(_ _)>
平成22年02月08日 企業会計部門 安下 ひろみ