巡回監査をはなれて、冬休み。年末といえば宝くじ(年末ジャンボ)ですよね。実家で父と宝くじ・賞金について話をしました。
父「年末ジャンボが当たって3億円もらった時に税金ってどれだけかかってくるの?」私「宝くじに関しては、税金はかかってこないよ。宝くじは法律で『所得税をかけないこと』になっているしね。しかも免税ではなく、非課税だから確定申告もしなくてもいいし。」
父「それじゃ、クイズ番組の賞金も税金はかかってこないの?」私「クイズ番組の賞金は、年間取得金額が50万円を超えるようなら税金がかかってくるよ。でも、クイズ番組の賞金は一人1回最大200万円までと決まっているけど。」
父「以前に『クイズ○リオネア』では、一人で1,000万円もらっていたけど違法じゃないの?」私「『クイズ○リオネア』は、一人が答えているようだけど、控え室に4人待機していたでしょ?だから、番組的には5人合わせての賞金として1,000万円にしていたと思うよ。」
父「なるほど。では、宝くじの賞金で家を買った場合、税務署からお金の出所について『お尋ね』が来たりしないの?」私「良くぞ聞いてくれました(笑)。当選者は、『当選証明書』をもらうことができるので、これさえあれば、税務署から尋ねられても大丈夫!ってわけ。」
と、学校の先生になった気分で色々と父の質問に答えました。その後お酒も入り、夜遅くまで語り合いました・・・。(*^_^*)
平成22年1月28日 企業会計部門 内田亮
※宝くじの正式名称は「当せん金付証票」といって当せん金付証票法第13条で、「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」となっている。
※「当選証明書」・・・当選金を支払った受託銀行の本・支店へ当選者が申し出ればもらうことができる。
※「賞金上限1,000万円について」・・・不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の景品規定により定められている。ちなみに、現在ではこの規制は平成18年4月に撤廃され、具体的な上限の定めはありません。
※「一人200万円について」・・・日本民間放送連盟 放送基準第12条により、一人200万円までと定められている。