税務・経営ニュース
COLUMN

巡回監査日誌

老後の不安

この季節は年末調整の準備をお願いするため、従業員さんともよくお話しします。

昨日監査に行った先の従業員Mさん(女性:47歳)が、

 Mさん 「うちって、個人商店なので厚生年金入ってないし、国民年金だけじゃ心配で・・・」

と漏らされました。

私 『・・・今はお給料があるからいいけれど。』

と思っていると、続いて

 Mさん 「うちの人達なんか、国民年金にも入ってなくて、不安じゃないのかしら?」と。

私 「そうですよねー。でもMさんは、個人年金も入られてますよね?」

 Mさん 「そうですよ。それでもねー、私一人だし」

私 「国民年金に上乗せできる国民年金基金いうのがあるので、それも入られますか?
 これは国民年金と違ってもらえる額が決まっているので安心です。
 月額の掛金は最高68,000円までで、もちろん全額社会保険料控除が受けられます。
 個人年金はいくら払っても年に5万円しか控除できないので、所得税・住民税も助かります。

 それとも、もう一種類、同じように国民年金に上乗せできる確定拠出年金の個人型いうのもあります。
 これは投資信託とかで運用するので、たくさんもらえたり、少なかったりというものです。
 これも社会保険料控除が受けられます。」

と、にわかにMさんの顧問税理士になり、その後Mさんは、国民年金基金に加入されることになりました。そして過去に一時期国民年金基金に加入されていた事実も判明しました。よかったですー。!(^^)!

平成22年01月16日 企業会計部門  島 陽子

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