1.医院に合った求人広告媒体を選ぶ
2.WEB上での、求人活動
3.現在のスタッフ定着率を上げる
昨年末から雇用情勢は悪化し、現在は改善の傾向が出始めているものの、本格的な持ち直しには、まだ遠い状況です。民主党政権の掲げる子育て支援、介護・医療の支援策から、サービス業が雇用の受け皿になることを期待されているようです。
医療機関において、雇用情勢が厳しいことは、良いスタッフを採用する絶好の機会になります。今年の求人募集には、例年の5倍以上の応募かあったという医院をたくさん聞いています。医院におけるスタッフレベルの向上を目指し続けるためには、スタッフ採用は欠かせません。今後の医院の発展や医院改革を進められる院長は、スタッフ採用の方法を見直してみてはいかがでしょうか。
これからの医院スタッフの採用について、上記の3ポイントが重要になります。
1 医院に合った求人広告媒体を選ぶ
医院の方針に合ったスタッフが、求職活動をするとき、使うであろう広告媒体を選択することです。たとえば、
医院の最寄り地域から募集
新聞折込や院内掲示(期間を限定するほうが良い)やハローワーク
交通機関を利用した通勤圏内の募集
フリーペーパーや広範囲の新聞折込
新卒採用
専門学校での求人や就職活動が始まるタイミングでの有料雑誌
2 WEB上での求人活動
最近の就職活動はネットが中心になっています。よってホームページにおける求人案内は効果を上げています。例えば、ホームページ内での求職フォームやスタッフ紹介、医院のブログを強化し、WEB上で医院の雰囲気を伝えることです。
WEB上での求人活動のメリットは、画像や文章によって医院の方針や雰囲気を事前に伝えられるところにあります。その結果、採用前の「ミスマッチ」を低減させられます。
3 現在のスタッフ定着率を上げる
逆説的かもしれませんが、求人する一因は退職者です。ということは、現在勤務しているスタッフの退職者数を減らすと医院とスタッフの密度は向上します。そのためには、スタッフの満足度を向上させる環境がもとめられます。例えば、
やりがいある仕事をあたえる
チーム意識をあげる
人事評価制度の活用
結婚して退職したスタッフの再雇用
などで医院の勤務を楽しいものにすることです。