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医療経営

医院のスタッフ採用3つのポイント(2)

前回、「医院のスタッフ採用3つのポイント(1)」では”医院に合った求人広告媒体を選ぶ”ことを説明いたしました。。今回は、”2.WEB上での、求人活動”について説明いたします。

■「WEBでの求人活動」

最近の就職活動の方法は、「ネット・新聞・携帯電話」が重要となっており、求人雑誌等の効果は、年々低下していくように思われます(参照: 就職活動に関する意識調査)。「ネット・新聞・携帯電話」を利用した就職活動の流れを極端に捉えますと、ネット上に存在しないことは、世の中に存在しないという見方もありうるということです。

そうした傾向に対して医院がネット上に進出するのであれば、実行する対策は以下の3ステップです。

1. ホームページの作成

院長ご自身がホームページを作成するなら自作で良いと思います。ただ時間的・技術的に難しいようでしたら、業者に委託するほうが得策です。委託する際、

何を伝えるか
医院の売りは何か
医院の良さをどう伝えるか

などを、作成の心構えといっしょに考えておきます。ホームページの製作をスムーズに進める重要なポイントです。

2. スタッフ紹介ページの作成

ホームページにアクセスする来院者や来院希望者は、医院の設備等の快適さよりも院長やスタッフ、院内の雰囲気に興味をもちます。

そこで、院長の紹介は経歴や特徴により、安心と信頼を得るメッセージが求められます。次にスタッフの紹介は、スタッフが楽しくやりがいを持っている様子を伝えます。

3. ブログの作成

最近、高い効果を得ているのがブログです。就職活動アンケートでも経営者のブログに好感をもっている方が多いようです。

時間的な問題がある場合、月に一回からでもスタートしてみてはいかがでしょうか。ブログで発信した内容は院内新聞にも再利用できます。院長の方針が定期的に来院者や来院希望者に伝わることは、医院経営において、院長が求められていることではないでしょうか。

またスタッフのブログも効果があります。在職しているスタッフにプロ意識が芽生え、診療上の仕事の悩みや解決事例などによって、擬似就業体験を行うこともできます。

■発信メッセージで医院経営の改善サイクルを

いざホームページやブログでメッセージを発信するとなると、当初は抵抗感を持たれるかもしれません。しかし、メッセージの発信は医院経営に求められる重要な要素を含んでいます。

なぜなら発信するメッセージを考えるには、現状を振り返るプロセスを経ます。「現状を振り返り自分の伝えたいことを考える」というサイクルは医院経営を改善する意識を芽生えさせます。このサイクルは院長とスタッフの関係にも求められます。

発信メッセージとはシンプルにいえば、現在の医院状況や院長の心境を伝えることです。ホームページやブログでの情報発信活動を通して、経営改善サイクルができることが、最大のメリットです。

上記の他にも医院の現状を振り返る方法として、当方の「歯科クリニック診断」もご活用ください。

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